用語集
GLOSSARY
- あ行
-
OCXドライバー
OCXドライバー(OLE Control Extension Driver)とは、Windows環境で利用される拡張コンポーネント(ActiveXコントロール)を動作させるためのドライバーやソフトウェア部品のことであり、業務用アプリや機器制御、金融サービスなどで使われることが多く、OSとアプリの橋渡しとして機能を担うものです。
簡単に言うと、アプリケーションやWebブラウザ上でOCX(ActiveX)形式の部品を正しく動かすための橋渡し役として機能します。
仕組みとしては、OCX(ActiveXコントロール)は、Windowsで動作する再利用可能な部品である、ボタン、スライダー、
データ入力欄などの機能を提供します。
OCXドライバーの役割は、OSとOCXコントロールの通信を可能にし、ハードウェアやソフトウェア機能の呼び出しを補助。
他のアプリやブラウザでOCXを正しく表示し、操作を可能にします。
主な用途として、ネットワークプリンタ(プリンタ制御用ActiveXコントロールを動作させる)、
業務用Webアプリ(データ入力、電子署名、バーコード読み取りなど)、金融系Webサービス(証券取引やオンラインバンキングのActiceX機能)、医療系ソフト(機器制御・データ取得時のActiveX制御)などが挙げられます。
メリットとしては、Windowsアプリやブラウザで高度な操作が可能になります。
ハードウェアやソフトウェア機能を簡単に利用できる。既存のOCXコンポーネントを再利用でき、開発効率が上がるなどがありますが、
注意点として、Windows専用で、MacやLinuxでは動作しないことや、セキュリティリスクがあるため、インストールや実行には注意が
必要などが挙げられます。また、最新ブラウザやOSでは非推奨または制限される場合があり、ドライバーやOCXのバージョンが合わないと正常に動作しないこともあります。SDカード
SDカード(エスディーカード / Secure Digital Card)とは、データを記録・保存するための小型のメモリーカードです。
デジタルカメラ、スマートフォン、パソコン、ゲーム機など、さまざまな機器で使用されており、写真・動画・音楽・文書などの
データを保存・読み書きできる記録媒体のことです。
仕組みとして、SDカードは「フラッシュメモリ」という記録方式を採用しています。
これは、電源を切ってもデータが消えない「不揮発性メモリ」の一種で、書き込み・読み出しを高速に行うことができます。
メリットとしては、小型・軽量で持ち運びやすい、容量の種類が豊富、様々な機器で互換性がある、繰り返しデータの書き換えが
可能などが挙げられます。RFM分析
RFM分析とは、顧客を購買行動に基づいて、評価・分類するマーケティング手法の一つです。
顧客の購買履歴を3つの指標で分析することで、優良顧客や休眠顧客の特定、ターゲティング施策の最適化に活用されます。
3つの指標として、
「Recency(最終購買日)」(顧客が直近いつ購入したか。最近購入した顧客ほど重要度が高い)、
「Frequency(購入頻度)」(顧客がどれくらいの頻度で購入しているか。頻度が高いほどロイヤル顧客)、
「Monetary(購入金額)」(顧客がどれくらいの金額を購入しているか。高額購入者ほど価値が高い)
が挙げられます。
使用例として、
優良顧客の特定(R・F・Mのスコアが高い顧客を特定し、特典やキャンペーンを提供)
休眠顧客の再活性化(Rのスコアが低い顧客に対してメールやDMで再購入促進)
顧客ランク付け(顧客をランク別に分類してマーケティング施策を最適化)
販促効果の測定(キャンペーン後の購買行動を分析して施策の改善)
また、メリットとしては「定量的に顧客を評価できる」「マーケティング施策のターゲティングが明確になる」
「顧客の優先順位付けやリソース配分が効率化できる」「購買行動に基づくためROI(投資対効果)の高い施策設計が可能」などが
挙げられ、優良顧客の特定や休眠顧客の活性化、ターゲティング施策の最適化に活用されるマーケティング分析の基本手法です。
- か行
-
既製
既製とは、製品などにおいて、注文で作るのではなくあらかじめ商品として作られてある物のことをいいます。
主な使用例としては「既製品」「既製服」「既製パーツ」などが挙げられ、「自分で一から作る」ものではなく、既に用意されているものに使われます。また、量産・標準化・固定化のニュアンスを伴う場合が多く、様々な場面で使用される言葉です。クリーニングペン
クリーニングペンとは、カードリーダーライタや精密機器の接触部分を清掃するためのペン型清掃ツールです。
ペン先に柔らかい素材や専用液体が付いており、細かい部分の汚れや付着物を取り除くことができます。
特徴としては、形状(ペン型で狭い箇所や細かい部分にも届きやすい)、素材(ペン先はスポンジ状や繊維状で柔らかく、
機器を傷つけない)、清掃液(アルコール系や専用クリーニング液が含まれるタイプが多い)、手軽さ(小型で持ち運びやすく、
定期的なメンテナンスに最適)が挙げられます。
ペン型で手が届きにくい場所も効率的に清掃が可能となり、専門知識がなくても簡単に使用可能となります。
ただ、注意点として、機器の電源を切った状態で清掃しなければいけないことや、清掃液が機器内部に多量に入り込まないよう
注意することが必要です。ペン先が汚れたら、芯をカットして新しい面を出して使用します。クリーニングカード
クリーニングカードとは、カードリーダーライタ、精密機器などの機器内部を清掃するために使う専用カードのことです。
通常のカードと同じ形状ですが、紙やプラスチックではなく、機器内部のセンサーや磁気ヘッド、読み取り部分を傷つけずに
清掃できる素材で作られています。
形状:クレジットカードサイズで機器に通せる
素材:柔らかい不織布やプラスチックでできており、磁気やIC部を傷つけない
効果:機器の読み取り不良や故障を防止し、精度や寿命を向上
使い方:専用の清掃液を併用する場合もあり、月1回程度の定期使用が推奨されることが多い
メンテナンスが簡単で、専門知識がなくても使用可能です。
定期的に清掃を行うことで、機器の精度や寿命を延ばし、読み取りエラーやトラブルを未然に防ぎます。
注意点としては、清掃カード専用の機器以外では使用しない、過度な力で通すと機器やカードを傷める可能性がある、
使用頻度や清掃液の使用方法は機器メーカーの指示に従うなどが挙げられます。顧客管理
顧客管理とは、企業や店舗が自社の顧客情報を整理・管理し、顧客との関係を維持・強化するための仕組みのことです。
単に「名簿を持つ」だけでなく、顧客の購買履歴・問い合わせ履歴・嗜好・属性などの情報を活用して、販売促進・サービス向上・
顧客満足度の向上を目指します。
また、属性情報をもとに、マーケティングやサービス改善を行い、顧客満足度や企業の収益向上を目指す重要な業務です。クリスパーカード
クリスパーカードとは、カード素材として使われる「再生PET(ポリエチレンテレフタレート)」をベースにしたプラスチック
カードの一種です。通常のPETカードと同じ薄手(厚み約0.25 mm)で、表面がマット仕上げ(光沢をあえて抑えた、
ざらっとした質感)になっており、ボールペン等で直接書き込みができる筆記性を備えています。
リサイクル原料を活用しており、「環境に配慮されたカード素材」として位置付けられているなどが挙げられます。
一般的なプラスチックカードサイズで、厚みは約0.25mm。
素材は、再生PET系で「クリスパー」というブランド名の素材が用いられており、元はペットボトルなどのリサイクル原料を活用。
メリットとしては、薄手で持ち運びやすく、財布・カード入れでかさ張りにくいのが特徴です。
さらに、耐水性・耐久性にも優れているため、長期間使用可能な仕様も可能となります。銀面白濁カード
銀面白濁カードとは、カード表面に「銀色の濁り(白濁)加工」が施されたカードのことです。
この加工により、カードに光沢や反射が出つつも、文字や印刷内容が見やすく、かつ高級感や特別感のある仕上がりになるため、
ポイントカード、プリペイドカード、会員証などデザイン性やブランド価値を重視するカードに広く用いられます。
特徴としては、表面加工(銀色に白濁した特殊フィルムやコーティング)、印刷適正(フルカラー印刷やシルク印刷が可能)、
高級感(光の反射が柔らかく、落ち着いた銀色の質感)、視認性(光沢があっても文字・デザインが読みやすい)などがあります。
メリットとしては、高級感・特別感を出せる、光の反射でデザインの印象が引き立つなどがあります。
注意点としては、摩擦や長時間の使用で白濁部分が劣化する場合が挙げられます。蛍光表示管式ディスプレイ
蛍光表示管式ディスプレイ(VFD:Vacuum Fluorescent Display)とは、真空管の原理を利用して数字や文字を明るく表示する
表示装置のことです。蛍光体に電子を当てて発光させる仕組みを持ち、主に 電卓・家電・オーディオ機器・レジ・車載メーター
などに使われてきました。
明るく視認性が高いため、家電や車載機器などに広く使われてきましたが、現在は液晶や有機ELディスプレイに置き換わりつつ
あります。
蛍光表示管は、次の3つの部品で構成されています。
フィラメント(陰極):電子を放出する細い線
グリッド(制御電極):電子の流れを制御
アノード(陽極) :電子を受け取り蛍光体を発光させる部分
真空中で電子を飛ばし、蛍光体に当たると光を出す。つまり、ブラウン管テレビ(CRT)を小型化したような構造です。
メリットとしては、明るくコントラストが高い、応答が速くちらつきが少ない、長寿命で信頼性が高い、
見やすい(特に暗所で優れる)などが挙げられ、デメリットとしては、消費電力がやや高い、真空構造のため衝撃に弱い、
表示色のバリエーションが少ない、液晶(LCD)や有機EL(OLED)に比べると厚みがあるなどが挙げられます。キャッシュレス決済
キャッシュレス決済とは、現金(紙幣・硬貨)を使わずに、電子的な方法で支払いを行う仕組みのことです。
「Cashless(現金なし)」という言葉のとおり、スマホ・カード・電子マネーなどを使って支払う決済方法を指し、便利さ・スピード・
データ活用を重視した新しい支払いスタイルです。
主な種類としては、クレジット決済・デビットカード決済・プリペイド決済・QRコード決済・非接触IC決済(タッチ決済)などがあります。
<利用者のメリット>
・現金を持ち歩かなくて良い
・支払いがスムーズ
・レジ待ち短縮
・ポイント還元やキャンペーンが多い
<店舗側のメリット>
・釣り銭ミスがなくなる
・売上データの管理がしやすい
・顧客データ分析や販促に活用できる。ガラケー
ガラケーとは、「ガラパゴス携帯電話」の略称で、日本独自に進化した従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)のことを指します。
通話やメール中心のシンプルな使いやすさが特徴で、スマートフォン普及以前に日本人の生活を支えた代表的な通信端末です。
1990年代後半~2000年代前半に日本で急速に普及、スマートフォン登場(2007年頃~)により徐々に減少、
現在は「ガラホ(ガラケー+スマホの中間型)」が一部で販売されています。クラウド
クラウドとは、インターネット上で提供されるITサービスの総称であり、インターネットを通じて、データやソフトウェア、
システムを利用できる仕組みのことを指します。
英語の「Cloud(雲)」のように「自分のパソコンの外(インターネット上)にあるコンピューター」を使うイメージで
従来では、管理場所として社内server・パソコンを使用していましたが、クラウド方式により、インターネット上のサーバーを
使用することになります。
また、今までは自社で実施していた更新やメンテナンスも、クラウドを提供する会社が自動で対応することとなります。
ソフト・データ・システムを「所有する」のではなく「必要なときに利用する」仕組みであり、現代のビジネスでは、
クラウド活用がITの基本になっています。
代表的なクラウドサービスの種類としては、
SaaS(Software as a Service):ソフトをインターネット経由で利用(Gmail、Dropbox、Selesforce)、
PaaS(Platform as a Service):開発用の基盤を提供(Google Cloud Platform、AWS Elastic Beanstaik)、
IaaS(Infrastructure as a Service):サーバーやネットワークを提供(Amazon Web Service(AWS)、Microsoft Azure)
などがあります。
メリットとしては、どこでもアクセス可能(テレワーク対応)、サーバー管理が不要(専門知識がいらない)、
自動バックアップで安全、必要に応じてスケールアップ・ダウンができる点が挙げられます。QRコード
QRコード(Quick Response Code)とは、1994年に日本の株式会社デンソーウェーブ(DENSO WAVE)が開発した情報を
高速に読み取ることができる二次元バーコードのことです。
「Quick Response(=素早い応答)」という名前の通り、スマートフォンや専用リーダーで瞬時に情報を読み取れます。
昨今では、スマホ決済・Webアクセス・会員管理など、日常生活からビジネスまで幅広く活用されている技術です。
仕組みとしては、黒と白の「四角いドットのパターン」でデータを表しています。
従来のバーコードが「横方向(1次元)」の情報しか持たないのに対し、QRコードは「縦×横の2次元構造」で、より多くの情報を
コンパクトに記録できます。
主に使われているのは、
ウェブサイトの案内(チラシやポスターに印刷して、スマホでURLを開く)
決済(PayPay・LINE Pay・楽天PayなどのQRコード決済)
会員証・チケット(電子チケットやポイント会員証に表示)
商品管理(工場・物流現場での製品のトレーサビリティ管理)
認証・ログイン(アプリやPCログイン時のQRスキャン認証)
などが挙げられます。
特徴としては、高速読み取り(どんな角度からでも読み取れる)、大容量(数字なら約7,000文字、英数字で約4,000文字まで)、
誤り訂正機能(一部が汚れていても復元できる)、無料で作成(企業・個人が自由に生成できる)。
なお、現在では、国際規格(ISO/IEC 18004)として世界中で利用されています。
- さ行
-
サステナブル
サステナブルとは、英語の “sustainable” から来ており、「持続可能な」「環境や社会に配慮して長く続けられる」という意味です。
近年では、企業活動や生活、製品などが環境・社会・経済のバランスを考え、将来的にも続けられる状態を指して使われます。
具体的な意味・背景として、環境面では、資源の枯渇や温暖化を防ぐため、再生可能エネルギーやリサイクル素材を活用。
社会面では、人権や働き方の改善、地域社会への配慮。経済面では、企業や社会が安定的に活動を継続できる仕組みを指しています。
簡単にまとめると、サステナブルとは、「環境や社会に配慮し、将来にわたって持続可能であること」。
企業活動や製品、日常生活において、資源や社会に負荷をかけず、長期的に続けられる状態を目指す概念のことを言います。ストーンペーパーカード
ストーンペーパーカード(Stone Paper Card)とは、石(炭酸カルシウム)を主原料とした紙状素材で作られたカードのことで、
石粉を樹脂で固めた独自素材で、従来の紙やプラスチックカードと比べて環境に優しく、耐久性・耐水性に優れたカードとして
注目されています。環境配慮型で会員証・ギフトカード・チケットなどに利用され、木材を使わず高級感ある仕上がりが
特徴のカードとなります。
素材は、石粉(炭酸カルシウム)と樹脂(ポリエチレンなど)。
耐久性は、ひっかき傷や摩擦に強く、長期間使用可能。印刷適正は、フルカラー印刷・UV印刷・箔押しなどに対応。
環境性は、木材を使わず製造できるため、森林資源保護につながります。
メリットとしては、耐水性・耐久性が高く破れにくく、印刷面が滑らかでフルカラーや特殊加工が可能。
木材を使わないので環境に優しく、独特の手触りや厚みで高級感を演出できます。サーマルカード
サーマルカードとは、熱によって印字ができる「感熱式」のカードのことを指します。
一般的なプリンターでの印字ではなく、サーマルプリンター(感熱式プリンター)を使用して、カード表面の感熱層に熱を
加えることで文字や画像を印字します。テキスト・バーコード・ナンバリングなどを印字可能となります。
その場で会員情報や残高を印字できるため、店舗のポイントカードやプリペイドカードなどに広く利用されています。
構造に関しては、表面保護層(印字面を保護し擦れや汚れを防止)、感熱層(熱を加えると発色する特殊な薬剤層)、
基材層(PVCやPETなどのカード素材)、裏面印刷層(デザインやロゴをあらかじめ印刷可能)となります。
メリットとしては、専用カードリーダーで簡単・即時発行が可能となり、感熱式のためインクリボン不要でコスト削減、
小ロット発行に適している、一部タイプはリライト(書き換え)可能などが挙げられます。
デメリットとしては、熱や摩擦に弱く印字が消えやすい、長期保存には不向き、カラー印刷には対応していない(基本モノクロ)
などが挙げられます。スロット
スロットとは、カードや部品、メディアなどを差し込むための「差し込み口」や「挿入口」を指す用語です。
パソコンやスマートフォン・ゲーム機・カメラなど、さまざまな電子機器に設けられており、機能を拡張したり、
データを読み書きしたりするための接続部分として使われる重要な部分です。
メリットとしては、機器の機能を拡張できる、データの出し入れが簡単、モジュール交換が可能(例:メモリ増設)などが
挙げられます。サブスク
サブスクは、サブスクリプション(subscription) の略で、一定の料金を支払うことで継続的に商品やサービスを利用できる
仕組みのことを指します。
「モノを所有する」から「利用する」へ変化した新しい消費モデルであり、音楽や動画・ビジネスソフト・食品まで
今やあらゆる分野に広がっています。
利用方法としては、月・年単位などで定期的に料金を支払い(=定額課金)、その期間中サービスや商品を自由に使うことができます。
- た行
-
デシル分析
デシル分析とは、顧客や売上データを売上高や購入金額などの基準で10等分(デシル)に分け、分布や傾向を分析する手法です。
マーケティングやCRM(顧客管理)、販売戦略において、上位顧客や主要購買層を把握するための分析手法として使われており、
特徴として、データを10%刻みのグループ(デシル)に分ける、上位デシル(第1デシル)は最も売上貢献度が高い顧客群、
下位デシル(第10デシル)は貢献度が低い顧客群と位置づけ、顧客の購入傾向や優先的施策の対象を明確にできます。
主な活用例としては、マーケティング(上位顧客に対して優遇施策やキャンペーンを設計)、CRM(顧客のランク付けや
LTV(顧客生涯価値)の評価)、売上分析(どの顧客層が売り上げに大きく貢献しているかを把握)、プロモーション(下位デシル
向けの購入促進施策を検討)などが挙げられます。
メリットとしては、顧客を貢献度に応じて分類することで、効果的なターゲティング施策が立てやすい、売上や利益の偏りを
定量的に把握ができる、顧客の優先度やリソース配分を効率的に判断できるなどが挙げられます。
マーケティング戦略やCRMに活用され、ターゲティングや施策優先順位の決定に役立ちます。トレースログ
トレースログとは、システムやプログラムの動作や処理の詳細な流れを記録したログのことです。
通常のログ(エラーログやアクセスログ)よりも細かく、処理の順序や関数呼び出し、変数の値の変化などを追跡できるため、
問題解析やデバッグに使われます。
使用例としては、ソフトウェア開発時のデバッグやテスト、システム障害発生時の原因解析、セキュリティ監査のための操作履歴追跡、業務システムやサーバーのパフォーマンス監視などが挙げられます。
メリットとして、プログラムの処理の流れを詳細に確認できる、バグや障害の原因を特定しやすい、複雑なシステムや分散システムの
動作解析に有効、必要に応じて記録レベルを調整し、詳細ログとして取得が可能です。
障害解析、パフォーマンス分析に用いられ、問題解決や運用改善に欠かせないツールとなっています。電子カルテ
電子カルテとは、医療機関で患者の診療情報を紙のカルテではなく、電子的に記録・管理するシステムのことです。
診療内容、検査結果、処方情報、画像データなどをデジタルで一元管理することで、診療効率や情報共有を向上させます。
主な機能としては、
患者情報管理(氏名・年齢・住所・アレルギー情報などの基本情報)
診療記録(診療内容・バイタル・診断・経過記録の入力)
検査・画像管理(血液検査・レントゲン・CT・MRIなどの結果を電子保存)
処方管理(薬剤の処方、服薬指示、重複投与チェック)
レセプト連携(診療報酬請求(レセコン)と連携して自動化)
医療統計・分析(患者数、診療傾向、経営分析などのデータ活用)
が可能となります。
導入メリットとしては、診療効率の向上(情報検索や記録が迅速化)、情報共有(医師・看護師・薬剤師間での円滑な情報連携)、
ミスの防止(処方や検査依頼の重複・記入漏れを防止)、データ活用(診療傾向や経営分析などに活用可能)、
保管スペース不要(紙カルテの保存スペースを削減)などが挙げられます。
また、電子カルテは、患者の診療情報をデジタルで記録・管理するシステムのため、診療効率の向上や情報共有、
レセプト連携などが可能で、現代の医療現場に欠かせないツールとなっています。
- な行
- は行
-
パステルカード
パステルカードは、弊社で購入されたカード端末(ABS-L31KU-N)で利用できる、ロイコ式リライト既製デザインカードのことを
言います。カラーは、ピンク・黄色・水色・黄緑の4色展開です。
カード印字面(表面)にパステルカラー(淡い色合い)のシンプルなデザインが施されており、視覚的に柔らかく、親しみやすい
印象を与えます。
ポイントカード・プリペイドカードとして、整骨院や美容系サロン、小売店、飲食店などに業種を問わず利用されています。
カードの色ごとに、一般顧客・特別顧客など会員分けをすることもでき、店舗での運用方法もさまざまです。
パステルカードのメリットとしては、小ロットで購入可能、短い納期で導入が可能です。
また、情報の書き換えが可能なリライトカードため、紙のカード等と比較すると、長期的なコスト削減が期待できます。
環境配慮の面では、使い捨ての紙カードを減らすことで、環境への負荷軽減に寄与します。パレートの法則
パレートの法則とは、イタリアの経済学者 ヴィルフレド・パレート によって提唱された法則で、「全体の成果の大部分は、
一部の要素が生み出している」という経験則のことで、一般的には 「80:20の法則」 とも呼ばれます。
全体の約 80%の結果(売上や利益など)は、20%の原因(顧客や商品など)から生まれるという法則で、
具体的な適用例としては、
ビジネス・販売では、売上の80%は上位20%の顧客や商品から生じる
生産管理では、不具合の80%は特定の20%の工程や原因から発生する
時間管理では、成果の80%は、時間の20%の活動から生まれる
在庫管理では、売上の80%を生む商品は全体の20%に集中している
などの法則によるものであるとされています。
主な使用例とすると、マーケティング戦略(売上貢献度の高い上位顧客に重点的に施策を行う)、商品管理(売れ筋商品に在庫や販促を集中させる)、業務改善(問題の80%を生む原因20%を特定して改善する)などが挙げられます。
まとめると、パレートの法則とは、全体の成果の大部分は一部の要素が生み出すという経験則により、ビジネスやマーケティング、
業務改善などさまざまな分野で、効率的なリソース配分や優先順位付けに活用されています。ハウスプリペイドカード
ハウスプリペイドカード(House Prepaid Card)とは、特定の企業や店舗だけで利用できる前払い式のプリペイドカードのことです。
お客様が事前に入金(チャージ)した金額を、その店舗または系列店での支払いや特典に使うことができます。
つまり「自社専用のチャージ式カード」で、店舗側にとってはリピーターを増やす販促ツールであり、顧客にとってはポイント還元や
支払いの利便性を高めるカードです。
仕組みとしては、対象店舗にてお客様がカードを購入または発行し(初回チャージを行う)、一定金額をチャージ。
残高から支払いを行い、減ってきたら再度チャージをして繰り返し利用します。
認知度の高い店舗の導入例としては、スターバックスカード、タリーズカード、ドトールバリューカードなどが挙げられます。
<利用者側メリット>
・現金いらずでスムーズに支払い
・チャージ時や利用時に特典・ポイントが付く
・特別な審査なしに即日発行 など
<店舗側メリット>
・前払いなのでキャッシュフローが安定
・リピート率(再来店)向上、顧客データ(来店頻度・金額など)の分析が可能
・ポイントや残高を活用した販促ができる などPVCカード
PVCカード(Polyvinyl Chloride Card)とは、塩化ビニール(PVC)というプラスチック素材で作られた丈夫・加工性に優れた
プラスチック製カードのことです。
厚みがあり丈夫で、印刷や加工がしやすいため、クレジットカード・社員証・会員証・ギフトカードなど、幅広いカード用途で
日常的に使われています。
特徴としては、耐久性(割れにくく、長期間使用可能)、加工性(フルカラー印刷、エンボス加工、磁気ストライプやICチップ
埋め込み可能)、表面仕上げ(光沢やマット加工が可能で高級感のある仕上がり)、硬さ(PETカードよりやや硬めで厚みがある)、
印刷耐性(摩擦・水・日光に比較的強い)などが挙げられます。
主な用途としては、クレジットカードやデビットカード・金融機関カード・会員証・社員証・入館証・交通系カードなどで
使用されています。また、メリットとしては、高級感があり印刷の見栄えが良い、磁気・ICチップを埋め込みやすい、
PETカードより硬く耐久性が高い、水や摩擦に強く長期間の使用に耐えられるなどが挙げられます。PETカード
PETカード(Polyethylene Terephthalate Card)とは、ポリエチレンテレフタレート(PET)という、耐久性と加工性に優れた
プラスチック素材で作られたカードのことです。
特徴としては、耐久性がある(割れにくく折れにくい)、軽量(紙よりも厚みがあるが軽い)、印刷適正(表面にフルカラー印刷)が
あります。
主な用途として、ポイントカード・プリペイドカード・会員証・IDカード(社員証・学生証・病院受付カード)・ギフトカード(金券
や商品券の代替)・ロイコ式リライトカード(書き換え可能なカード)など、幅広い用途で使われています。
メリットとして、丈夫で長持ちする、印刷・加工の自由度が高い、繰り返し使用できるなどが挙げられます。プッシュ通知
プッシュ通知(Push Notification)とは、スマートフォンやPCに対して、アプリやWebサービスの運営側から端末に直接メッセージを送る仕組みのことです。
ユーザーがアプリを開いていなくても、画面上に「お知らせ」や「メッセージ」が自動で表示されるのが特徴であり、開封率が高く、
販促・再来訪促進・リマインドなどに効果的なツールです。
ユーザーがアプリやWebサイトで通知を「許可する」を選んでいる場合、サービス提供側がサーバーから通知メッセージを送信。
スマホやブラウザにリアルタイムでメッセージが届くという流れになります。
<企業・店舗側のメリット>
直接ユーザーのスマホに情報を届けられる、メルマガより開封率が高い、来店・購入などの行動を促進しやすい など
<ユーザー側のメリット>
新着情報やキャンペーンをリアルタイムで受け取れる、重要なお知らせを見逃しにくい などプリペイドカード
プリペイドカードとは、あらかじめ一定金額を入金(チャージ)しておき、その残高の範囲内で支払いに使えるカードのことです。
クレジットカードのように後払いではなく、事前にチャージした分だけが使えるので、使いすぎる心配がないのが特徴です。
店舗・交通・オンラインなど、幅広い場面で利用されています。
また、特定の店舗や企業グループ内のみで利用することができる店舗・企業独自のものはハウスプリペイドカードと言われます。
基本的な仕組みとしては、
①お客様が事前にお金をカードにチャージする
②商品やサービスを購入する際に、そのカードで支払う
③利用した分だけ、カード内の残高が減る<プリペイドカードのメリット>
・現金を持ち歩かずに済む
・使いすぎを防げる(残高が上限)
・利用履歴の管理がしやすい
・未成年でも使える場合が多い(クレジット審査不要)など
<プリペイドカードのデメリット>
・残高が不足すると使えない
・紛失、盗難時に補償されない場合がある
・有効期限が設定されていることがあるなど
プリペイドカードは、別名として「前払い式の電子マネー」「現金の代わりとバルカード」などと言われます。
主な種類としては、
■ 汎用型(共通型)、複数店舗やオンラインで使える(例:VISAプリペイド、LINEPayカードなど)
■ 交通系IC型、鉄道やバスなどで使える(例:Suica・PASMO・ICOCAなど)
■ 店舗専用型、その店だけで使える(例:スターバックスカード、TSUTAYAプリペイド、ドトールカードなど)ポイントカード
ポイントカードとは、お店や企業が顧客に対してポイント(数値)を付与し、貯めたり使ったりできるようにしたカードのことです。
お客様が商品を購入したり、サービスを利用したりするたびに、購入金額に応じてポイントが加算されます。
貯まったポイントは、次回の買い物で割引や特典として利用できます。
「お客様の loyalty(ロイヤリティ/愛着)」を高めるための仕組みであり、最近では、紙カードからアプリやクラウド型システムに移行し、店舗がデータを活用して販促や分析を行う「デジタルポイントシステム」へと進化しています。
ポイントカードの種類は、主に以下の3種類です。
■ 紙カード型 :スタンプや印を押して貯めるタイプ(昔ながらの形式)
■ 磁気カード・ICカード型:コンビニやドラッグストアなどで使われるプラスチックカード
■ デジタル・アプリ型 :スマホアプリやWeb上で管理するタイプ(最近主流)
- ま行
- や行
- ら行
-
レセコン(レセプトコンピューター)
レセコンとは、医療機関で使われる 「レセプト(診療報酬請求書)を作成・管理するためのコンピュータシステム」の略称です。
医療機関での診療や処方の情報をもとに、保険請求に必要な書類を自動で作るシステムのことで、主な機能としては、
診療データの入力(患者の診療内容、検査、処方などを入力)、レセプト作成(健康保険組合や国保向けに請求書を自動作成)、
会計管理(診療費や保険負担金、窓口支払い額を計算)、患者管理(基本情報、通院履歴、アレルギー情報などを管理)、
医療統計・分析(診療傾向、売上、薬剤使用量などの分析)などが可能となります。
導入メリットとして、診療報酬請求の 作業効率が大幅に向上し、計算ミスや記入漏れを防ぎ、保険請求の 正確性が向上します。
また、患者情報や診療履歴を一元管理でき、電子レセプト対応により、 オンライン請求・提出が可能となり、医療機関の事務作業を
大幅に簡略化する重要なツールです。ランニングコスト
ランニングコストとは、設備・機器・システム・事業などを運用・維持するために継続的にかかる費用のことです。
単なる初期費用(購入費や導入費)とは異なり、日常的な運用に伴って発生する費用を指します。
メリット(ランニングコストを意識する理由)は、運用コストを正確に把握することで、事業の採算性や効率性を評価できること。
初期費用だけでなく、長期的なコストを考慮した投資判断が可能。コスト削減や効率化の施策を検討するための指標になるなどが
挙げられます。ただ、注意点としては、ランニングコストが高いと、初期投資が少なくても総費用は高くなる可能性があることや、
消耗品や保守費の見積もり漏れに注意しなければいけない点、長期的な視点でのコスト管理が必要な点が挙げられ、
長期的なコスト管理や事業判断に欠かせない重要な概念となります。リサイクルPVCカード
リサイクルPVCカードとは、再生されたPVC(ポリ塩化ビニル)素材を使って作られたプラスチックカードのことです。
通常のPVCカードと同じく、クレジットカードや会員証、プリペイドカード・ギフトカードなどに利用できますが、
素材に再生PVCを使用することで環境負荷を低減している特徴があります。
厚みは、標準的なPVCカードと同等(約0.76mm)で、印刷・エンボス加工・磁気テープ・箔押しなどの加工が可能。
耐久性は、再生素材でも耐久性は高く、長期間使用可能となります。
メリットとしては、環境配慮で、廃PVCを再利用して作られるため、資源の有効活用が可能となり、加工性が高く、
通常PVCカードと同等の品質で使用できるようになります。ロイコ式カード
ロイコ式カード(Leuco Card)とは、カード表面の印字を繰り返し消したり書き換えたりできるカードのことです。
「リライトカード(Rewrite Card)」とも呼ばれ、カード表面にロイコ染料(感熱変色層)という特殊な材料を使うことで、
熱で印字 → 熱で消去 → 再印字が可能になっています。
<ロイコ式カードメリット>
・印字内容を何度も書き換えられる(再利用可)
・紙カードより耐久性が高く環境負荷が低い
・最新情報をカード上に直接表示できる
・ポイントシステムや顧客管理と連動しやすい
<注意点>
・専用のカードリーダーライタが必要
・印字面は熱や摩擦に弱い(高温環境で変色の恐れ) などリライトカード
リライトカード(Rewrite Card)とは、カード表面の印字内容を何度も書き換え(リライト)できる機能を持ったカードのことです。
磁気によってデータを記録するだけでなく、カード表面に表示される文字や数値(ポイント数・有効期限など)も
専用のカードリーダー端末で消去・再印字ができます。
ポイントカード・診察券・会員証などに多く使われ、データ更新と視覚的表示を一体化できる、便利でエコなカードです。
カード表面に「感熱変色層(ロイコ染料)」と呼ばれる特殊な素材を使用しており、熱で印字、別の熱処理で消去(再利用可能)します。また、別名称として「ロイコカード」「リライト式カード」とも呼ばれます。
<リライトカードのメリット>
・1枚のカードを繰り返し使える(エコ・コスト削減)
・最新の情報をカード表面に常に表示できる
・印字とデータの内容を一致させて管理できる
- わ行
- 数字〜記号
